のんべえおじさんのおやつ日記 #3 バナナケーキ

“のんべえおじさん”こと、植野広生です。
おじさんは毎日酒を呑むが、甘いものも好きだ。
だし巻き卵が好きだが、バナナケーキも大好きだ。
収録などの現場でお菓子の差し入れを頂くことがあるが、それが内幸町「田村町木村屋」の紙袋だと「うわっ!」と期待が高まり、箱を開けてふっくらとした黄色いものが見えると「よっしゃ!バナナケーキだっ!」と一気にテンションが上がる。

ぷっくり丸みを帯びた愛らしい姿はとても可愛いし、何より絶妙に旨い。しっとりとしたクレープ生地の中にバナナがドーンと入り、生地とバナナの間にカスタードクリームが入っているのだが、このバランスが素晴らしいのだ。クレープのしっとりとした歯触りとやさしい甘味、バナナのねっとりとした食感と自然な甘味、カスタードクリームのなめらかな食感とやさしい甘味、三つの異なる食感と甘味が融合してまろやかで上品な味わいが口の中に広がる……ああ、幸せ。三つくらいぺろりといけそう。

これは頂くのも嬉しいし(もちろん自分でも買うが)、手土産に差し上げるとお相手は 92%の確率で笑顔になる(植野調べ)。1900 年創業の歴史ある洋食店の人気の黄色い一品は、バナナだけでなくみんなを笑顔にするハッピーオーラが包まれているのだ。
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食の雑誌『dancyu』元編集長。現在、win-do.us代表。執筆、講演をはじめ、企業・自治体のアドバイザーなど、食を軸に幅広く活動している。BSフジ「日本一ふつうで美味しい 植野食堂」に出演中。そのほか「情熱大陸」「プロフェッショナル 仕事の流儀」「アナザースカイ」など、テレビ・ラジオ番組に多数出演。また、「土佐おきゃく大使」「高知県観光特使」「宇都宮ブランドアドバイザー」「栃木市ふるさと大使」を務める。




